ピアノランドにピッタリ!オススメ副教材
こんにちは!ピアニスト・ピアノ講師のばんちゃんです。
今回は、ピアノランドにピッタリな、副教材のオススメ組み合わせを紹介。
私は、指導を始めた時、メインの教材ばかり研究して、副教材は後回し。
その結果、教え始めたあとに「これが足りない!」「あれが足りない!」と、1冊では足りないものが出てきたんです。
メインの教材で足りない部分は、副教材で補う。
組み合わせ次第で、生徒さんはドンドン伸びます。
そして、先生も教えやすい!
この記事は、指導を始めたばかり、何の教材を使ったらいいか悩んでいる方。
また、今使っている教材に悩んでいる方にオススメです。
オススメの組み合わせ
ピアノランドにオススメの組み合わせは、こちらです。
オススメ副教材
- バーナム ピアノテクニック ミニブック
- 5才からのリズムとソルフェージュ
- うたとぴあのの絵本 みぎ、ひだり、りょうて
- サーベル社のワークブック
- 番外編!
1つずつ紹介する前に、ピアノランドの教材の特徴をおさらいします。
ピアノランドの特徴
ピアノランドは2021年に30周年を迎えた、長年愛されるピアノ導入教材。
昨年8月には、ピアノランドの全てが詰まった書籍も発売されてました。
- 真ん中cポジション
- 歌詞付き
- 全てに連弾譜
- 音楽的な曲調
以上のような特徴があります。
右手左手の交代が単純なので、ピアノを始めたばかりの生徒も取り組みやすいです。
バーナム ピアノテクニック ミニブック
バーナムは種類が豊富です。
ピアノランドで出てくる音域にぴったりなのが、紫のミニブック。
バーナムはどの教材にも合わせることができる万能教材。
使っていない生徒はほぼいません。
- スタッカートやスラーなどの音楽記号
- 保持音や重音などの奏法
- 長調や短調
など、ピアノランドではさらっと過ぎてしまうことを繰り返し学びます。
短いので宿題にも出しやすいのが特徴。
導入期から必要なテクニックを教えることができます。
5才のリズムとソルフェージュ
色々使用しましたが、リズムはこれ一択。
シンプルでわかりやすく、どの教材とも相性が良いです!
- 1題が短い
- 両手打ちのリズム
- 二分・四分・八分音符・付点四分音符など、幅広い音価
- 2分の2拍子、8分の3拍子、8分の6拍子、変拍子
- 新しい音符の広がり方が丁寧でわかりやすい
ピアノランドの内容にもぴったりで、ピアノランド1以降の内容を先取りして教えらることもポイント。
一段階前の「4才の〜」より、「5才の〜」の方が合います。4才のものはリズムも簡単で、譜読みはト音記号のみです。
うたとピアノの絵本
右、左、両手と各1冊ずつあり出ています。
ピアノランドと同じ、すべて真ん中Cポジションの曲でできていてぴったり。
長くても8小節の曲がたくさん入っているので、弾いて覚えるタイプの子にオススメ。
- 1曲が2小節〜8小節と短い
- 1冊に30曲。たくさん弾ける
- 片手だけに集中できる
- 連弾譜(別売り)でより音楽的に
- 歌詞つき
ピアノランドとバーナムだけでは譜読みが進まなかった生徒さんが、『うたとピアノの絵本』を使用したところ、楽譜を読みながら弾けるように成長しました!
サーベル社のワークブック
ワークはサーベル社のものがオススメ。
ほぼ全てのワークが、真ん中Cポジションから始まります。
- にじいろワークブック
- よいこのワークブック
以上2つを特に使用します。
にじいろワークブックは音符が大きめで、進度はゆっくり。『1』はドレミ・ドシラのみ、『2』でドレミファソ、ドシラソファが網羅できます。
よいこのワークブックは音符が小さめ。五線の幅も狭いので、年中さん以上に。しています。ただ、進度はピアノランドにぴったり。
未就学児の生徒さんは、読み書きにかなり差があります。小さくて書きにくければワークが嫌になってしまいます。ワークは生徒さんの”書くレベル”に合わせるのも大切です。
番外編
これから紹介するものは、自分でできる人は必要ありません。
教え始めて少し経った頃、教本通り進めて困ったことがあったんです。
導入教材のほとんどは1冊目のうちにポジションが変わらない。
つまり、右手の1番はド、2番はレ…といった具合。
もうわかりましたか?
このまま進めると、楽譜を読まずに、1番がドで、2番がレと覚えてしまうんです
楽譜を見ながら弾くには…
- 指を見なくても指番号がわかる
- 鍵盤と音の名前が一致する
- 鍵盤と音の並びが一致する
- 音の並びと指の動きが一致する
一番大切で、大変なことなのに、これは教本を進めるだけでは身につきにくいんです。
自分で教えられれば良いのですが、なかなか筋道立てて指導法を考えるのは大変です。あまり楽譜が多くなりすぎても練習しきれませんし、レッスン内で見切れる適量があります。
1番に限らず、ドを2番や3番で弾く教材があります。
- バスティン ピアノパーティーA
- バスティン オールインワンA,B
- ピアノアドベンチャー
- がんばれキャッツ導入編
アメリカ系の教材や、江口メソードの教材は、『プレリーディング』を採用しています。楽譜をいきなり読むのではなく、リズムや指番号、ポジションなど、楽譜を見ながら弾く準備に重点を置いた教材です。
教えるにはコツが必要です。しかし、これらの楽譜を使うようになってから、指番号で弾く生徒さんは減りました。楽譜を読むだけではピアノは弾けないんです。1度にいろいろなことを処理する力を身につけることが大切。
ピティナのセミナーでバスティンの講座があります。eラーンニングもあるので、過去の動画が見て勉強することもできますよ!
まとめ
ピアノランドにぴったりの副教材
- バーナム ピアノテクニック ミニブック
- 5才のリズムとソルフェージュ
- うたとピアノの絵本
- サーベル社のワークブック
- バスティン 、ピアノアドベンチャー、がんばれキャッツなど
ピアノランドにぴったりの副教材は以上です。
もちろん、これ全部は使いません!レッスン内に終わりません!
特に番外編で紹介した楽譜は、どうしても困った時に使うようなイメージです。
もしくは、初めから番外編のものを使う。
副教材の組み合わせは無限大。自分が一番教えやすい組み合わせが見つかると、指導がスムーズになります!
自分に、そして生徒さんにぴったりの組み合わせを見つけて、楽しくピアノを学んでもらいましょう♪