ちょっと癖あり!プレリーディングのピアノ教材3選
こんにちは!ピアニスト・ピアノ講師のばんちゃんです。
今回の記事はズバリ、ちょっと癖ありだけど使いやすいプレリーディングのピアノ教材の紹介です。
教えるのには少しコツがいりますが、慣れると信じられないぐらい使いやすいプレリーディングの教材。
この記事を読めば、さらにレベルアップしたレッスンに近づけます。
オススメのプレリーディングの教材はこれ!
気になる3つの教材はこちらです。
- バスティン
- ピアノアドベンチャー
- がんばれキャッツ
聞いたことのある教材はありましたか?
この3つは、方法は違えど全てプレリーディングから始まる教材。
まずはプレリーディングについて紹介します。
プレリーディングとは
生徒が楽譜を見て弾いてくれない〜!
楽譜を読んで弾くときって、どんなことをしていているのか考えてみましょう
ええと…音符を読んで、拍子を数えて、リズムを取って、左右の手と指番号を確認して、鍵盤の場所を理解して、指を動かして…
そう!一度のそれだけ多くのことをしているんです!
プレリーディングとは、五線譜を使わない簡単バージョンの楽譜のこと。
教材によって書き方は違いますが、多くは、リズムと音符の高低だけが書かれている程度。
一つずつ音符を覚えていると読むだけで時間がかかり、読譜ありきなレッスンになってしまいます。
プレリーディングなら、テクニックや楽譜を見ながら弾くこと、最初からいろんな指を動かすこと…ピアノを弾くときに必要な要素を先に学ぶことができるんです!
教えるのは少しコツがいりますが、慣れると、生徒さんの演奏や楽譜に対する理解が格段に変わりますよ!
バスティン シリーズ
バスティンは最近愛用する先生も多い教材ですね!
以下のようなシリーズがあります。
- ピアノパーティー
- ピアノベーシック
- オールインワン
パーティーはA・Bがプレリーディングの楽譜になっています。A〜Dを全て終えると、12の長調が弾けるようになるという全調メソッドです。Dまで終えると、ベーシックに進みます。
オールインワンは、近年の忙しい子供に向けた書く・読む・弾くが1つになった教材。オールインワンプリマーAがパーティーA・Bの内容に近く、プレリーディングになっています。プリマーBから五線譜が出てきます。
バスティンはセミナーが多い!
実は、バスティンは指導法のセミナーがたくさん開催されています。
ピティナ主催のものがオススメで、自宅で受講できるeラーンニングや、繰り返し見れるYoutubeのメンバーシップで見ることもできます。
初めてのプレリーディングでも安心です。
しかも、セミナーの先生は著名な先生ばかり。教材の使い方だけではなく、指導法まで教われるのが魅力!
プレリーディング初心者にオススメです。
ピアノアドベンチャーシリーズ
数年前に日本語版が出版されたピアノアドベンチャー。
バスティンと同じアメリカ系のピアノ教材です。
新しい教材だけあって、挿絵やデザインが今風。
はじめてのレッスン(ライティング)ブックA→B→Cと進み、ベーシックへと進みます。
私のオススメはレッスンブックABCの内容が1冊になった導入編です。
6歳〜11歳向けとされているので、進度は少し早め。内容がまとまっていてわかりやすいです。前半がプレリーディング、後半が五線譜となっています。
進み方の順序が良く、話が飛んだり急に進んだりしないので、生徒さんもスムーズに理解できます。何より教えやすい!
小3の生徒さんに使用して、3ヶ月で教材のほとんどを終わらせることができました。
がんばれキャッツ
こちらは絶対音感トレーニングで有名な江口メソッドの本。
導入編→1→2と進みます。
バスティン 、ピアノアドベンチャーとは違い”絵音符”が使用されています。
絵音符はドはドーナツ、レはレモンなど、絵で音が書かれているもの。
リズムも示されていないので、(絵)音符を見て、指を動かすという動きにのみ集中してできます。
曲数も多いので、年少・年中さんなど小さな生徒さんで、お家の方のサポートがしっかりある生徒さんにぴったり。
この教材は導入編の次の”ステップ1”がとても良いです。
ステップ1は五線譜に入ります。ほとんどの教材が『ド、レ、ミ…』と順番に音が増えていく中、がんばれキャッツは『ドミソ、ソシレ…』とかたまり読みしていくのが特徴。
ドミソをかたまりで覚えることで、全て線の音・間の音になり、数え間違えが少なくなります。
ステップ1が終われば、ヘ音記号低いドからト音記号高いレまで読めるようになります。
がんばれキャッツのセミナーは少ないですが、永瀬礼佳先生がこの教材を使用しているので、ぜひセミナー見つけてみてください!
1年で音大レベルの楽典が解けるようになるという驚愕のレッスン方法が話題の永瀬先生。こちらの本でその教え方がわかります!超おすすめ!
まとめ
- バスティン シリーズ
- ピアノアドベンチャー シリーズ
- がんばれキャッツ
プレリーディングは教え方に慣れるまではちょっと大変。
しかし、慣れれば楽譜を見て弾くために必要なことが簡単に教えられるようになります。
セミナーなども利用して、ぜひレッスンい取り入れてみてくださいね!