いろんな音楽を聴こう|雲南市ピアノ教室|島根
こんにちは!
雲南市大東町のばんちゃんピアノ教室、板東沙耶香です。
秋といえばやっぱり食欲の秋。
主人が頑張っている畑で芋掘りをするのが楽しみです。
でもピアニストとしてはやっぱり芸術の秋、ですね!
先日島根県立美術館でフランス系の絵画とそれに触発された日本の画家たちの絵画を見てきました。
1年ぶりの東京コンサートでフランスの印象派の作曲家ドビュッシーを演奏するので、実際に印象派の絵画を見てインスピレーションが湧きました!
また、音楽の世界で夏から秋にかけてコンクールシーズンです。
大きなコンクールも多数開催されるので、演奏家にとって大切な時期となります。
私はサックスの高校生とご縁があり、コンクールの伴奏で共演させていただくことに。
サックスはピアノよりもずっと新しい楽器なので、曲も現代曲が多いんです。
バッハやベートーヴェンなど有名な作曲家の曲を演奏することもありますが、サックス用ではなくほかの楽器用に書かれた曲を演奏することになり、曲選びが若干制限されるなあと思います。
ピアノにはあまりない悩みですよね。
楽器を始めて間もない学生さんたちが難しい現代曲を練習する姿にはいつも感心します。
ピアノはというと、
バッハなどのバロック時代の曲
ベートーヴェン、モーツァルトなどの古典派の曲
ショパン、リスト、シューマンなどのロマン派の曲
ドビュッシー、ラフマニノフなどの近現代の曲
と四つの時代の曲が満遍なくありますが、中でもバロック・古典派の曲を勉強することが基礎の部分に繋がってくるので、現代曲まで勉強する人は少ないと思います。
私も現代曲はほぼ経験がありません。
しかし、ほかの楽器、特に管楽器は現代曲を演奏することが多いので、伴奏するときは一大事!
慣れないリズム、無調の音楽、知らない作曲家。
新たな経験が待っています。
また、テクニック的にも難しい曲が多いので、現代曲の伴奏依頼が来たときは猛練習します。
今回の伴奏したクレストンのサックスソナタもピアノが難しいことで有名です。
ちなみに、伴奏の方が難しい曲のことを『あれはピアノの曲だ』なんて言ったりします。(笑)
他に『ピアノの曲』として有名な室内楽曲としては、フランクの「ヴァイオリンソナタ」があります
。素晴らしい名曲ですがピアニストは必死です!!!
さて、話が逸れてしまいましたが、このように普通に進めていると、ピアノはあまり現代曲に触れるチャンスがありません。
最大のチャンスは、習い始めだと思っています。
特に習い始めの小さな生徒さんで、まだ”曲の型”を知らない時、つまり拒否反応を起こす前に(笑)やっておくと、現代曲への抵抗が減ると思います。
バロック、古典、ロマン派などの王道の曲ももちろん楽しいですが、弾ける曲の幅が広がると世界が変わりますよね。
私は小さい時あまり近現代の曲をしなかったのですでに拒否反応がすごいですが、食わず嫌いせずにいろんな曲を聴く・弾くことで音楽の世界を広げていけるようにしていきたいです。