【音符の読み方】3つのポイント!楽譜を読むコツを掴もう。

   

 こんにちは!

小さなピアニスト・ピアノ講師のばんです* 

 

ピアノ弾く時に多くの人が嫌がるポイントが、『楽譜を読むこと』。

実は、長くピアノを習っていても、楽譜を読むことが苦手な人はかなり多いです。

これから、楽譜が読めるようになるコツを3点紹介します。

この記事を読めば、ピアノだけでなくどんな楽譜もスラスラと読めるようになりますよ!

  

楽譜の読み方。3つのポイント!音符を読むコツを掴もう。

 楽譜がスラスラ読める人たちは、音符を全て暗記している訳ではありません。例えば、架線が多い音だと、私たちピアニストでもパッとわからないこともあります。 

丸暗記する前に、基礎的な土台が必要です!以下のポイント、理解できていますか? 

  • 音の並びを理解する。
  • 線の音、間の音を知る。
  • おとなり、一つ飛ばしをマスター!

ではこの3点に付いて解説していきます。 

 ちょっと待って!上がる・下がる。高い・低い。

 ちょっと待ってください!小さな子供は、まず『上がる、下がる』『高い、低い』の意味が理解できているか確認しましょう。

大人の方は大丈夫ですね。幼児〜小学校低学年向けです。音符の玉が、上がっているのか、下がっているのか。または、どちらの音符の玉が高いか、低いか。特に幼児は、微妙な音符の上がり下がり、高低が識別しにくいです。

いきなり楽譜を読む前に、上下、高低の理解を確認してみてください。

  • ゾウとキリン、どっちが背が高いかな?
  • 階段を上がっているのはどっちかな?

など、動物や身の回りのもので聞いてみると◎

上下、高低がわかることは、読譜だけでなく音楽の中でとても大切です。(音が高い、音が下がっていったetc)

音の並び方がわかる

 音の並び方については理解できていますか?

音の並び方とは、つまりドレミファソラシド…の並び方。 

 

ドレミファソラシドなんてわかるよ!!

ばん
ばん

じゃあ、逆からでもスラスラ言えるかな?

ドシラ…ドレミファソラだから…あれ?

このように”ドレミファソラシド”は言えても、”ドシラソファミレド”はすぐ言えない、なんてことありませんか?また、「ドの1つ上の音は?」、「ミの2つ上の音は?」と言われて、すぐ出てくるでしょうか。 

音の並びを理解することは、楽譜を読む上でとても重要なことです。せっかく次の音が1つ上の音だとわかっても、前の音の上の音、下の音がわからなければ、また1から読まなければなりません。

 意外とこの並び方を理解できていない方は多いです!1つ上/下の音、2つ上/下の音はすぐ出てくるようにしましょう。 

 音の並び(=音列)を楽しく学べる1冊です。物語調で、薄くてすぐ終わるのでおすすめ!

  

線の音・間の音を知る

 音の上下・高低、音の並びについては理解できたでしょうか?やっと音符が出てきます。

楽譜は5本の線(=五線)上に、音符の玉を書くことで何の音か示します。色んな場所に書かれても、大きく分けて2つ。それが、線の音と間の音です。 

  • 線の音…お団子のように音符に線が刺さっている状態の音符。(例:真ん中のド)
  • 間の音…線が刺さっていない、まん丸の音符。
線の音の例。
間の音の例。

これだけ!まずはこの2つが見分けられるようになりましょう。

 

こちらも先ほどの教本のシリーズ。線の音、間の音をとても楽しく学べます。

 

おとなり、一つ飛ばしをマスター!  

 音の並び、線の音・間の音が分かったら、あとは、おとなりと一つ飛ばしの音をマスターするだけ!これから皆さんが弾く曲は、お隣の音と一つ飛ばしの音の宝庫!ソナチネになっても、ソナタになってもたくさん出てきます。

 おとなり、一つ飛ばし、とは、『音程』のこと。音程とは、音の幅のことで、例えば同じ高さ(ドとド)だったら1度。隣同士だったら2度(ドとレ)…といった形です。年齢に合わせてわかりやすい言い方に変えましょう。

 

おとなり(2度) 上がる、下がる

おとなり(2度)だと、楽譜では『線から間』または『間から線』の2パターンしかありません。それから、上がるか下がるかです。

画像で解説します。

ト音記号の方を見てください。最初は「線から間」に上がっていますね。始めの音が「ド」なので、次の音は一つ上の音、「レ」です。ヘ音記号の最初は、「線から間」で下がっています。始めの音が「ド」なので、次の音は一つ下の音、「シ」ですね。最初のうちは矢印などを書くとわかりやすいです。

これを応用すると、ト音記号の方は「ド」の音から「線・間・線・間」とおとなりに上がっているので、「ドレミファ」。ヘ音記号の方は「ラ」の音から「線・間・線・間」とおとなりに下がっているので、「ラソファミ」。音符を一つずつ読まなくても読めます!

 

一つ飛ばし(3度)

 一つ飛ばし(3度)は、楽譜では『線から線』または『間から間』の2パターン、上がるか下がるかです。

 

 

ト音記号の方は、最初の音が「ド」。「線から線」に上がっているので、一つ飛ばしです。最初の音が「ド」なので、次の音は「ド」から一つ飛ばして上の音、「ミ」です(ド(レ)ミ。カッコ内は飛ばした音。)一つ飛ばし、すぐ出てきましたか?ヘ音記号は最初の音が「シ」。「間から間」に下がっているので、一つ飛ばしです。最初の音が「シ」なので、次の音は「シ」から一つ飛ばして下の音、「ソ」です(シ(ラ)ソ)。

これを応用して、ト音記号の方は「線・線・線・線」と一段ずつ上がっているので「ドミソシ」。ヘ音記号は「間・間・間・間」と一段ずつ下がっているので「シソミド」。

簡単に読めてしまいます!

 

 こちらも先ほどのシリーズ。線・間で音程の勉強をし、音名を当てはめていきます。とてもわかりやすいです!

 まとめ

楽譜を読むコツをおさらいしましょう。

  • 音の並びを理解する。
  • 線の音、間の音を知る。
  • おとなり、一つ飛ばしをマスター!

この3つをマスターして、楽譜がスラスラ読めるようになりましょう!

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