”ド”の場所の教え方3選!【新米講師向け】【ピアノ導入指導法】
こんにちは!ピアニストのばんです*
体験レッスンや初回レッスンで、”ド”の場所を教える先生も多いのではないでしょうか。
自分がどうやって”ド”の音を教わったかなんて忘れたよ〜!!
ピアノを長くやってきたあなたにとって、鍵盤と音の位置は当たり前になっていますよね。
今回は、鍵盤での”ド”の場所の教え方を3つ紹介します。
この記事を読めば、あなたも生徒さんに合わせた”ド”の教え方がわかります!
”ド”の場所を教える3つの方法
- チョキチョキ ド!
- ぴょんぴょん ド!
- ドレミを一気に!
この3つの方法で、”ド”の場所を教えています。
実は、この3つに共通する目印があります。
1つずつ紹介する前に確認しましょう。
3つに共通する目印
3つの方法で大切な目印となるのが『黒鍵の数』です。
88鍵盤あるピアノ。白鍵だけだと、何の音なんだか目印がなくてわからないですよね。
そこで、何の音なのか見つける目印として、黒鍵を使います。
黒鍵には、2つと3つのグループがありますよね!
まずは、黒鍵2つと3つを見分けられるようにします。
黒鍵2つ・3つの見つけ方
小さな幼児はまだ視野が狭いです。そのため、黒2つ、3つの区別がつきにくい!
いろんな方法でアプローチしましょう。
- 黒鍵が2つ、3つになるようにミニ鍵盤を作り、黒いところを数えてもらう
- 2つ→チョキ、3つ→グー(またはパー)で順番に弾いてもらう
- いろんな方法で復習
①まずは小さな鍵盤にしてあげる
いきなりたくさんの鍵盤を目にしても、幼児は区別がつきにくい。
そのため、写真のように黒鍵2つ、3つのグループに切ったミニ鍵盤を見せます。
この時、『こっちは黒いところ何個あるかな?』と聞くことで、数が数えられるかどうかも確認できます。
②2つ→チョキ、3つ→グーで弾いてもらう
これをやると、とってもスムーズに次の段階へ行けます。
黒鍵2つはチョキ、3つはグーで、ピアノの端から端まで弾いてもらいましょう。
手が小さい子は、3つをパーにすると弾けます。
弾き終えた後、『チョキとグー、順番だったかな?』と聞いてみて!
ここが大切です。
その後、『じゃあ、今度はチョキ(黒2つ)だけ弾いてみよう』と声をかけます。
するとあら不思議!2つだけ弾けます。
幼児に急に2つだけ、は難しいです。
いろんな方法で復習しよう
私はその後、書いてもらったり、グッツを使ったりして復習しています。
オススメのグッツはこちらです。手作りでとっても可愛い!!
”ド”の教え方①チョキチョキ ド!
この教え方をしている先生は多いと思います。大体の子はこれで大丈夫!
黒2つをチョキで2回弾く
→下の図のように親指をぴょこっとだす※右手で!
→下にある白鍵が”ド”だよ、と教える
先ほど、黒2つをチョキで弾いていたので、スムーズに移行できる!
ただ、これの欠点は親指をピョコっと出すのが難しい!そして、親指の出す場所によっては違うところを押してしまう可能性がある。ちょっと注意が必要です。
②ぴょんぴょん ド!
先ほどの、親指をぴょこっと出す形が難しい場合に用います。
『黒2つの右側から、ぴょん!ぴょん!と飛んで落ちたところが”ド”だよ』
この方法だと、あの手の形ができなくても大丈夫だし、落ちるところも間違いません。
しかし、ぴょんぴょんする方向を間違ったり、3つのところでやってしまう子もいるので注意。
③ドレミを一気に教える
最近気づいちゃったのがこれ!
黒2つを見つけて、ドレミ!と順番に弾いてもらいます。
ドレミの歌を歌っていたりすので、”ドレミファソラシド”を知っている子が多いんです。ドレミをすでに知っている子には超効果的。
逆に、1つの場所だけ覚える方が難しいんですよね。後々、ドとファを間違えたり、ドとミを間違ったり…グシャグシャになってきます。
最近はほとんどの子にこの方法で教えています。
まとめ
”ド”の場所を教える時は、まずは黒鍵2つ、3つの区別をつける!
そして、3つの方法はこちら。
- チョキチョキ ド!
- ぴょんぴょん ド!
- ドレミを一気に!
生徒さんに合わせた”ド”の教え方を見つけてみてくださいね♪