ピアノ導入教材の選び方|子供
こんにちは!ピアニスト・ピアノ講師のばんちゃんです。
今までオススメのピアノ教材をたくさん紹介してきました。
数ある教本の中から、教材を選ぶのは本当に大変ですよね。
今回はオススメの教本の紹介ではなく、選び方に注目してお話したいと思います。
この記事を読めば、あなたにぴったりなピアノ教材の選び方がわかります。
ピアノ導入教材の選び方
いつも以下のようなことに注目してピアノ教材を選んでいます!
教材選びのポイント
- 生徒さんの年齢やタイプ
- お家の方のサポート
- 五線譜かプレリーディングか
- 教材の進度
- 併用教材の組み合わせ
大きく分けると、生徒さん自身のことと、教材そのものを考慮しています。
それでは詳しくみていきましょう!
生徒さんの年齢やタイプ
特に私が注目しているのは、生徒さんのタイプです。
性格というと1回で見極めるのは大変そうですが、生徒さんの”タイプ”と思うとわかりやすい!
片っ端から教本を研究するより、生徒さんを想定して教本を選び、研究すると良いです!
- とにかくピアノに触りたがるタイプ→短い曲が沢山入った教材
- 色を塗ったり文字を書くのが好きなタイプ→ワークや色音符を使用
- 完璧主義や慎重派→達成感を持てるよう少し簡単めな教材
など、タイプがわかると教材がかなり選びやすいです。
沢山弾きたいならこの教本ね!
このように架空のお客様(生徒さん)を想定して考えることは、マーケティングでも必ず行われることです。集客にも役立ちます。
お家の方のサポート
お家の方のサポートがどれだけあるかも重要なポイントです。
共働きのご家庭や、小さな兄弟がいる場合など、ピアノの練習にあまり付き合ってあげられないご家庭も多いです。
私はプレリーディングの楽譜をよく使いますが、保護者の方がお家で教えるのは少し難しいと思います。
体験レッスンでご家庭の練習環境をしっかり確認しておきましょう!
五線譜かプレリーディングか
教本を選ぶときに、大まかに選べることがあります。
五線譜の教本を使うか、プレリーディングの教本を使うかです。
プレレーディングについては教え方にコツがいるので、教え方に慣れる必要があります。詳しく知りたい方はこちらの記事を参照ください!
プレーディングを学ぶのは面倒かもしれません。しかし、指導の幅が広がれば、先生も生徒さんも力になります。
教材の進度
教材によって進度は全然違います。
音域で見てみましょう。
教材 | ト音記号 | ヘ音記号 |
ぴあのどりーむ1 | ド〜ミ | ド〜ラ |
ピアノランド1 | ド〜ソ | ド〜ファ |
ピアノひけるよジュニア1 | ド〜ソ | ド〜ファ |
オルガンピアノの本1 | 低いラ〜高いレ | 真ん中のレ〜低いド |
教本によってこれだけ差が開くんです!
しかし、進度は宿題の量によって進度は変えることができます。音域が狭いものは、新しい音を習うたびに何曲か掲載されているので、臨機応変に使えるのが良い点です。
逆に、音域が広いものはドンドン新しい音が出てきて、曲の難易度も上がっていくので、ワークや併用教材を組み合わせて進めていきましょう。
併用教材の組み合わせ
メインの教材も、完璧なものはなかなかありません。
先生が使いやすいと思ったものも、生徒さんによっては合わない場合もあります。
もちろん生徒さんによって教材を変えることも1つの手ですが、先生がそのメインの教材のエキスパートになることも方法の1つ。
組み合わせる併用教材や、ワーク、もしくは自分で必要だと思うことをプリントにしていけば、メインの教材も、先生の指導もさらにレベルアップします。
色々な組み合わせを見つけてみてくださいね!
まとめ
教材の選び方
- 生徒さんの年齢やタイプ
- お家の方のサポート
- 五線譜かプレリーディングか
- 教材の進度
- 併用教材の組み合わせ
生徒さんにぴったりな教材を見つけるには、教材研究が欠かせません。
教材を深く知ることによって、生徒さんのタイプにあったものをパッと選べるようになります。
自分で研究するのはもちろん、指導法セミナーを受講するのもオススメです。
ピティナの主催するセミナーは著名な先生がたくさんいらっしゃるので、ぜひのぞいてみてください!